DZOFILM Vespid Prime 2 50mm T1.9(PLマウント/フィート表記)DZO-V250IH
アップグレードされた光学性能
フルフレーム対応のPL マウントカメラと組み合わせ、DZOFilm Vespid2 18mm T1.9 プライムレンズで収差をほぼゼロに抑えた高品質な映像をキャプチャ可能。
よりシャープな描写を一貫して実現するようアップグレードされた本コンパクトレンズは、明るい T1.9 の開放値、Cooke /i メタデータ技術、そして Vespid2 シリーズ全体での統一性を備えています。
フルフレームカバレッジ
Vespid2 シリーズは VistaVision を含むフルフレーム・ラージフォーマットセンサーをカバーするイメージサークルを有しています。
最小限のブリージングと収差
各 Vespid2 プライムには非球面レンズが組み込まれ、初代 Vespid シリーズ同様に優れた収差制御、近接撮影性能、歪みとフォーカスブリージングの抑制を実現しています。
※Vespid2 レンズは DZOFilm Koop リアマウントフィルターには対応していません。
軽量設計
重量はわずか約 800g(1.76 lb)で、ジンバル、ドローン、ハンドヘルド撮影に最適なコンパクトかつ高い機動性を備えています。
シリーズ全体での統一性
Vespid2 シリーズはカラーを統一しており、素早いレンズ交換や調整を可能にする共通仕様を複数搭載しています。
・プロ用マットボックスに対応する共通の80mm前玉外径
・シネマスタイルの 0.8 MOD フォーカス & 絞りギア
・統一された全長と重量
さらに 300° の拡張フォーカス回転角により精密なフォーカス操作が可能。レンズハウジングの新コーティングは反射を低減します。
Cooke /i テクノロジー
対応カメラを使用することで、Vespid2 シリーズの Cooke /i 技術によりレンズメタデータをリアルタイム伝送可能。
ショットの再現、VFX、ポストプロダクションに有用で、焦点距離・絞り値・フォーカス距離などの情報を取得できます。
メタデータはマウント接点または LEMO コネクター経由で送信され、ワイヤレスレンズコントロールシステムやバーチャルプロダクションにも対応します。
PL マウント
本 18mm PL マウントレンズは、幅広いシネマスタイルカメラとの互換性を提供します。
Q1. なぜ VESPID 2 では ND アダプターやエクスパンダーを使用できないのですか?
A. VESPID 2 はリアグループのフローティングフォーカス設計を採用しています。フォーカス調整時にレンズ後端が突き出すため、ND アダプターやエクスパンダーと干渉してしまいます。
Q2. VESPID 2 レンズは PL マウントカメラでしか使用できませんか?
A. VESPID 2 は PL マウント専用(EF バージョンはなし)ですが、DZOFILM Octopus や他社製アダプターを使用することで、PL マウントを他のマウントに変換して使用可能です。ただし、データ伝送機能はアダプター経由では動作しません。
Q3. VESPID 2 に搭載されている Cooke /i プロトコルのバージョンは?
A. Cooke /i 1 テクノロジーです。焦点距離、絞り値、フォーカス距離などのレンズデータをリアルタイムで伝送できます。
Q4. VESPID 2 の Lemo ソケットは何ピンですか?
A. 5ピン仕様です。VESPID 2 レンズのファームウェアアップデートに使用されます。
Q5. Cooke /i メタデータプロトコルとは何ですか?
A. Cooke /i テクノロジーは、制作およびポストプロダクション工程を効率化するためのシステムです。
主な機能
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レンズメタデータの記録
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データ自動化:焦点距離、T 値、フォーカス距離、製品シリアル番号などの情報を動画ファイルのメタデータに自動記録。
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ポストプロダクション効率向上:編集、カラーグレーディング、VFX(Nuke や DaVinci Resolve など)でメタデータを直接参照可能。手入力エラーを減らし、レンズ間のマッチングを容易にします。
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カメラシステムとの統合
バーチャルプロダクションにおいては、メタデータをリアルタイムで同期し、物理レンズとシームレスに連携可能。仮想シーン内でのパースや被写界深度の調整をサポートします。